歯ぎしり・食いしばりのボトックス治療
やまうち歯科では、美容医療でもボトックスという名で有名なボツリヌストキシン治療を提供しています。この治療は下顎角(いわゆるエラ)の肥大した筋肉を正常に戻す事で、強い食いしばりや歯ぎしりを緩和することができます。その結果顎関節症の改善、歯周病や歯の破折の予防ができます。
医科の保健診療でも使われる大変安全な薬品です。副次的にエラの部分が細くなり小顔効果がありますが、美容のみを目的とした治療は承れません。
噛み合わせ治療
（歯ぎしり、顎関節症など）
噛み合わせ治療とは
噛み合わせとは、上下の歯の接触状態や噛み合う力のバランス状態を指します。ひとたび噛み合わせがズレると、人間の身体はそのズレを補正しようとして骨格の歪みにもつながります。こうした歪みは自身では気づくことが難しく、原因が分からないまま身体の不調に悩まされている患者さまも少なくありません。
噛み合わせ治療では、歯の噛み合わせのズレを正しくすることで虫歯や歯周病などになりにくい・再発しにくいお口の環境を整えるとともに、噛み合わせによる全身の様々な症状や不調の改善を図ることを目的とします。
当院の噛み合わせ治療について
一人ひとりに合わせた治療法を
ご提案いたします
噛み合わせの治療は、まず問題を引き起こしている原因を明らかにすることが第一となります。 当院では豊富な経験と知識を持つ歯科医師がカウンセリングや検査を通じて、患者さまと一緒に原因を考え、一人ひとりの状態に合わせた治療法をご提案いたします。
お口の現状や必要な治療について丁寧にご説明のうえ、マウスピースの装着（スプリント療法）やお薬の服用、ストレスや生活習慣の改善など、それぞれの状態に合わせて治療を進めます。ボトックス（ボツリヌストキシン）を注入することで、筋肉の働きを弱めて症状を緩和させる治療を行う場合もあります。
正しい噛み合わせに整えることは、顎周りの関節への負担を軽減するだけでなく、虫歯や歯周病の予防や、全身の健康増進にもつながることが分かってきています。少しでも気になる症状がございましたら、お気軽に当院へご相談ください。
噛み合わせによる
主な症状・治療法
1. 歯ぎしり
成人の１０％前後が睡眠中に歯ぎしりをしているという報告もあります。歯ぎしりは、睡眠中または日中に無意識のうちにしてしまっていることがほとんどです。上下の歯をギリギリとこすり合わせたり、強く歯を噛み締める食いしばり、上下の歯を小刻みにカチカチとするなどが挙げられます。朝起きると顎が疲れていたり、歯がしみる（知覚過敏）などの症状が気になって歯医者に受診して初めて気づかれるという方も少なくありません。
歯ぎしりによる悪影響
- ・歯がすり減る、折れる
- ・歯の根の破折
- ・顎関節症の悪化
- ・被せ物や詰め物が取れる、割れる
- ・肩こり、腰痛、偏頭痛など体の不調
※いびきや「睡眠時無呼吸症候群」との関連性も報告されています
歯ぎしりの治療法
歯ぎしりを防止するためのナイトガード（マウスピース）の作成やボトックス注射など、患者さまの症状に合わせた方法で改善を図ります。
2. 顎関節症
顎関節は耳の前方にある関節です。近年では、日本人の２人に１人が顎関節症を経験するとも言われているほど身近な病気で、特に２０歳～３０歳代の女性に多く見られています。
顎関節症による主な症状
- ・顎周りが痛い
- ・口を大きく開けづらい
- ・口を開けるとカクカクと音がする
- ・歯周病の悪化
- ・肩こりや腰痛、耳の痛みやめまいの原因
顎関節症の治療法
それぞれ状態に合わせて、マウスピースの装着やお薬の服用、原因となるストレスや生活習慣の改善など適切な治療を行います。また、顎関節症はストレスが原因であることも多く、そうしたケースではマウスピースによる治療では根本的な改善にはなりません。精神的ストレスを解消するために、適度な運動をしたり、リラックスできる場所で緩和するなど、健やかな生活を心がけることが大切でしょう。
いずれにせよ、まずは原因がどこにあるのかを見極めることが重要です。根本的な原因をしっかりと把握し、症状に応じて顎関節に負担がいかないような噛み合わせをつくっていくことが必要となります。
噛み合わせセルフチェック
このようなお悩みはありませんか
- ・口を開けるとあごが痛い
- ・口が大きく開かない
- ・治療した歯の詰め物や被せ物がよく外れる
- ・起床時に歯やあご周りに違和感がある
- ・歯が細くなり痩せてきた気がする
- ・奥歯で噛むとピリッと痛むことがある
- ・片頭痛が頻繁にある
- ・慢性的な肩こりに悩んでいる
- ※上記のような症状が３つ以上ある方は顎関節や噛み合わせに問題があるかもしれません。
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